薬草の集 展示

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「昭和の日」にあわせ薬草の集いが開催され「鹿児島のくすり」というかたちで展示を行いました。

島津藩の密貿易は教科書にも書かれ歴史上よく知られるところです。「昆布を売り良質の薬草を仕入れる」
その薩摩の藩主島津家は薬草栽培を奨励し江戸時代3つの薬草園を開いています。
山川薬草園 万治2年 1659年
佐多薬草園 貞享4年 1687年
吉野薬草園 安永8年 1779年
江戸時代当時の日本人の寿命は30~40歳程度と言われています。江戸幕府を開いた徳川家康は75歳、また島津家25代藩主重豪(しげひで)は89歳の長寿でこの二人に共通することは自らの健康管理に独学で薬草を調合し服用していたということです。このような島津藩・鹿児島の歴史を辿った中で第35回全国植樹祭に昭和天皇をお迎えし鹿児島県民の森の中に「自然薬草の森」として昭和59年(1984年)に開園しています。