加世田血のくすり‐薬事日報

【”名薬”は”人間臭い”もの】
数年前に業界紙に取り上げて頂いた時の記事です。「加世田血のくすり」が名薬かどうかは別として【人間臭い】のフレーズが大変気に入っているので紹介します。
映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の街並みに出てくる「街の薬屋さん」や無医村地区にあるただ一軒の「くすり屋さん」などをイメージ出来る方には通じるものがあるかもしれません。
昔の風景は住居も同じ、2階や奥から出てきて、その症状にはコレ、こんな時はコレと、的確に答えてくれる近所の「くすり屋さん」は健康の相談相手であり重要なインフラでした。
もう少し家庭や家族の中に例えると
・お爺ちゃん家に遊びに行くと何時もそこに置いてあった
・お婆ちゃんに抱っこされるとこの匂いがした
など人々の暮らしが透けて見えてくる、個人的にはこのイメージが当てはまります。
日本に”くすり”が誕生するのは江戸時代 元禄の頃から登場してきます。
明治、大正、昭和、平成、その平成もあと1年4か月余りで幕を閉じます。
何時の時代も「人々の暮らしの中のひとつ」と言える存在でありたいものです。